Leonardoは、当初ゲームアーティストから高い支持を集め、その後、画像や短い動画を制作できるプラットフォームへと発展しました。2024年7月にCanvaが同社を買収しましたが、Leonardoは現在も独立したウェブアプリとして運営されています。
画像制作では、実用的な無料プランと細かな編集機能が利用できます。主な制約はトークン制で、画像生成と、より多くのトークンを消費する動画機能で同じ残高を共有します。また、スクリプトからナレーション付きの完成動画を直接作成することはできません。
Part 1. Leonardo AIとは?
Leonardo AIは、テキストプロンプトや参照画像から画像・動画を作成できるウェブプラットフォームです。独自モデルにはLucid Origin、Lucid Realism、Phoenix 1.0があり、外部モデルとしてSeedream 4.5、 Nano Banana Pro、FLUX.2 Proなども利用できます。必要なトークン数は、選択したモデルや生成設定によって異なります。
無料ユーザーには24時間ごとに150トークンが付与され、有料プランは月額12ドルから利用できます。Premiumでは、対象の画像モデルで低速の無制限生成が利用でき、Ultimateでは対象の動画モデルにもこの機能が広がります。外部モデルでは引き続きトークンを消費するため、利用量が多いと月間の残高が予想以上に早く減ることがあります。
主な機能
- 画像モデルの選択: 作りたい画像のスタイルに合わせて、Lucid OriginやPhoenixなどのLeonardo独自モデル、または対応する外部モデルを選べます。
- プロンプトによる画像編集: Omni Editingでは、文章で指示して画像の特定の部分を変更できます。AI Canvasでは、より広範囲の画像調整が可能です。
- カスタムElementの学習: 手持ちの画像データセットを使い、キャラクター、オブジェクト、スタイルに対応するカスタムElementを学習させることで、生成結果の一貫性を高められます。
- 参照画像による生成ガイド: 参照画像でキャラクター、内容、構図、スタイルを指定し、関連する画像の生成にElementを適用することで、一貫性を保てます。
- 画像・動画の生成: Motion 2.0や、 Veo 3.1、Seedance、Kling、Hailuoなどの対応モデルを使って、テキストや画像から動画を作成できます。
- アップスケールと3Dテクスチャ: Leonardoのアップスケールツールで画像の解像度を高められます。また、UVマッピング済みのOBJモデルをアップロードし、Leonardo内で直接テクスチャを生成することもできます。
メリット
- 有料プランのユーザーには、Leonardoの利用規約に基づき、生成物の所有権が付与されます。
- 所定の条件に従って、生成したコンテンツを商用利用できます。
- iOSとAndroidの両方でモバイルアプリを利用できます。
- APIを通じて、ほかのアプリケーションにLeonardoの生成機能を組み込めます。
デメリット
- 消費トークン数は、モデル、サイズ、設定によって異なります。
- 有料プランでも、外部モデルの利用にはトークンを消費します。
- 無料プランで生成したコンテンツは、ほかのプラットフォームユーザーにも公開されます。
- 無料ユーザーは、生成物の権利を完全には所有できません。
- サブスクリプションを解約すると、繰り越したトークンは失われます。
Part 2. Leonardo AIの使い方
基本的な流れがわかれば、Leonardo AIの無料利用もぐっと簡単になります。アカウントの作成から画像・動画の生成まで、以下の手順で進めます。
ステップ1. Leonardo AIを開いてログインする
ブラウザでLeonardo AIを開き、右上の Log in をクリックします。ログインすると、メインの制作画面にアクセスできます。

ステップ2. プロンプトを入力してVideoを選ぶ
プロンプト欄に、作成したい動画の内容を具体的に入力します。続いて、 Video を選ぶと、静止画ではなく動画の生成にプロンプトが使われます。

ステップ3. 設定を選んで生成する
アスペクト比、動画の長さ、動画モデルを選びます。掲載例では、 16:9、 6秒、 Hailuo 2.3に設定しています。設定が完了したら、 Generate をクリックします。

特に外部モデルを使う場合は、生成前に消費トークン数を確認しましょう。Leonardoでは、多くの場合、実行前に必要なトークン数が表示されます。低速の無制限生成を利用できる場合でも、Kling、Veo、Seedream、 Nano Banana などのモデルでは、引き続きトークンを消費します。
同じキャラクター、商品、スタイルを繰り返し使う場合は、手持ちのデータセットでカスタムElementを学習させることができます。Leonardoは学習用画像を10枚以上用意することを推奨しており、Flux Devでは最大50枚に対応しています。学習が完了したElementは「Image Guidance > Elements」 に表示され、以降の生成で利用できます。
Part 3. 動画制作におすすめのLeonardo AI代替ツール
Leonardo AIでは質の高い画像や短い動画を作成できますが、長尺動画を仕上げるには、通常さらに作業が必要です。 MagicLight AI は、 Story to Videoという別のアプローチを採用しています。スクリプトを最長50分の動画に変換でき、一連の制作作業をひとつのワークフローで進められます。
そのため、解説動画、物語、レッスンなどの長尺コンテンツには、MagicLight AIがより実用的です。Kling、Veo、Seedanceシリーズを含む20種類のAIモデルにも対応しています。Leonardoは単体の画像や短いクリップの制作に適しており、MagicLight AIはストーリーのある動画を最初から最後まで仕上げる用途に向いています。
MagicLight AIの主な機能
- 長文の スクリプトから動画を作成: 最大12,000文字のスクリプトを、構成の整った最長50分の動画に変換できます。

- キャラクターの一貫性: 再利用できるキャラクターを作成し、異なるシーンに繰り返し登場させても、外見の一貫性を保ちやすくなります。

- ストーリーボードでのシーン調整: ストーリーボードで各シーンを確認し、映像の演出を調整してから、動画全体を組み立てられます。

- Smart Polishによるスクリプトのブラッシュアップ: 動画制作を進める前に、Smart Polishを使って元のアイデアを膨らませたり、内容を磨いたりできます。

- 複数のAIストーリーモデル: 14種類のストーリーモデルから選べます。対応モデルには、 GPT-6 Astra や GLM-5などがあります。

- ビジュアルスタイルの選択: 52種類のビジュアルスタイルからひとつを適用し、キャラクター、舞台、シーン全体の見た目を整えられます。

- 音声・字幕機能を搭載: プロジェクト内で、37種類の音声によるナレーション、16種類の字幕スタイル、40種類のBGMを追加できます。

Part 4. Leonardo AIとMagicLight AIの比較表
Leonardo AIとMagicLight AIは、制作プロセスの中で得意とする領域が異なります。以下の表で、モデル、生成できる動画の長さ、一貫性、ナレーション機能、無料での利用条件、主な用途を比較します。
| 比較項目 | Leonardo AI | MagicLight AI |
| 主な強み | 静止画と短い動画 | スクリプトから完成動画を制作 |
| 画像モデル | Lucid Origin、Phoenix、Flux、およびプラットフォーム上で利用できる各種エンジン | 5種類。対応モデルには Seedream 5.0 Pro |
| 動画モデル | Motion 2.0、Veo 3.1、Kling、Hailuo、Seedance | Seedance、Kling、Veoシリーズを含む20種類 |
| 生成できる動画の最長時間 | 短い動画 | スクリプト1本あたり最長50分 |
| 一貫性 | 10〜20枚の画像からカスタムモデルを作成 | 保存したキャラクターを複数のシーンで使用 |
| ナレーション・字幕 | 主要機能には含まれません | 37種類の音声、16種類の字幕スタイル |
| 無料プラン | 1日150トークン、画像は公開 | 無料プランあり、カード登録不要 |
| おすすめの用途 | コンセプトアート、商品画像、ゲーム素材 | 解説動画、物語、講座動画 |
まとめ
Leonardo AIは画像制作に適しており、特に複数のモデルをひとつの場所で使いたい場合に便利です。主な制約はトークンの消費量で、生成回数が増えると消費量も急速に増えることがあります。長尺動画の制作では、MagicLight AIがスクリプト、シーン、ナレーション、字幕、ストーリー構成をまとめて扱えるため、個別のビジュアル素材をひとつの完成動画に仕上げられます。
Leonardo AIについてよくある質問
1. Leonardo AIは初心者にも使いやすいですか?
Leonardo AIは無料で登録でき、画面もわかりやすいため、比較的初心者にも使いやすいツールです。ただし、数多くのモデルや設定を使いこなすには時間がかかります。スクリプトを軸に制作を進めるMagicLight AIのほうが、全体の流れはシンプルです。
2. Leonardo AIは無料で使えますか?
はい。Leonardo AIでは、24時間ごとに150トークンが無料で付与されます。無料で生成したコンテンツは公開されますが、有料プランでは非公開での制作が可能になり、付与されるトークン数も増えます。消費量は、モデルや選択した設定によって異なります。
3. Leonardo AIで動画を生成できますか?
はい。Leonardo AIは、Motionや対応する外部モデルを使って、テキストや画像から短い動画を作成できます。スクリプトからナレーション付きの長尺動画を作る場合は、MagicLight AIのほうが制作工程全体をカバーできます。
4. Leonardo AIの代替としておすすめのツールは何ですか?
動画制作なら、MagicLight AIはLeonardo AIの有力な代替ツールです。スクリプトを長尺動画に変換し、シーン、繰り返し登場するキャラクター、ナレーション、字幕、音楽をひとつのわかりやすいワークフローでまとめられます。


