Clideoは、動画の圧縮、トリミング、結合、字幕の追加といった作業を手早くこなせる、ブラウザベースのツール集です。ソフトのインストールは必要ありません。本格的なマルチトラックエディターも備えており、2026年のアップデートではAI AgentとAI Media Generatorが追加されました。
魅力は、作業の速さとシンプルさです。ほとんどのツールは、アップロード、調整、ダウンロードという共通の流れで使えます。この記事では、現在の市場におけるClideoの実力を詳しく知るために、さまざまな観点から検証し、比較対象となるツールも紹介します。
パート1:Clideoの機能・料金・使い心地
Clideoのオンライン動画エディターでは、クリップのカット、テキストの追加、素材の配置、エフェクトの適用、完成した動画の書き出しまで、ブラウザ上の1つのワークスペースで行えます。エディター以外にも、日常的な編集作業に使える40種類以上の専用ツールがあり、パソコンやモバイルブラウザ、iPhoneアプリからプロジェクトにアクセスできます。

Clideoの機能
- マルチトラック動画編集: マルチトラックのタイムライン上で、動画、画像、テキスト、音楽を組み合わせられます。オーバーレイ、トランジション、アニメーション、レイヤーを重ねたレイアウトにも対応しています。
- ワンクリック編集ツール: 動画の圧縮、カット、結合、ループ、逆再生、クロップ、サイズ変更といった一般的な作業に、それぞれ専用のブラウザツールが用意されています。主要なSNS向けのサイズ設定も利用できます。
- 内蔵の素材ライブラリ: エディターを離れることなく、Pixabayの動画・画像素材や、GiphyのGIF・ステッカーを追加できます。Clideoには音源ライブラリも内蔵されています。
- 画面・カメラ・音声の録画と録音: ブラウザ上で画面、ウェブカメラ、音声を記録できます。画面とカメラの同時録画も可能です。1回あたりの録画時間は、無料ユーザーが最大15分、Proユーザーが最大60分です。
- HD・4Kでの書き出し: 無料プランでは480pまたは720pで動画を書き出せます。Proでは1080pと2160p(4K)も利用できます。30秒以内のプロジェクトは、GIFとしての書き出しにも対応しています。
- クラウドからの読み込み・クラウドへの書き出し: 端末のほか、Google Drive、Google Photos、Dropboxなどの対応クラウドサービスから素材を読み込めます。完成したプロジェクトは、端末にダウンロードするか、Google DriveやDropboxに直接保存できます。
Clideoには、機能の拡充が進む AIツール もあり、編集、生成、文字起こし、翻訳、ナレーション作成に対応しています。ほとんどのAI操作にはクレジットが必要で、利用できる機能は端末などによって異なります。以下の表で、各AIツールの用途と利用環境を確認できます。
| AIツール | できること | 利用環境 |
| AI Agent | テキストの指示でプロジェクトを編集 | パソコンのブラウザ |
| AI Media Generator | プロンプトから短い動画クリップ、画像、音声を生成 | ウェブエディター・iOSアプリ |
| Auto Subtitles | 100以上の言語で音声を文字起こしし、字幕を作成 | ウェブ・iOS |
| Video Translator | 字幕を翻訳、またはAIナレーションで音声を翻訳 | ウェブ |
| Text to Speech | 1トラックあたり最大500文字のテキストをナレーションに変換 | ウェブエディター・iOSアプリ |
Clideoには、独立したワークスペースとして使える専用の写真エディターはありません。画像関連の作業は、サイズ変更、形式変換、ミーム作成の各ツールや、メインエディター内の画像編集機能で行います。AI Media Generatorでは、プロンプトから画像を生成するほか、対応する参照画像をAIへの指示で変更することもできます。
Clideoの料金
Clideoには無料プランと、月ごとのクレジット数に応じて選べるProサブスクリプションがあります。支払いは月払いと年払いに対応しています。主な違いは付与されるAIクレジット数なので、生成よりも編集を中心に使う場合は、最も手頃なプランで十分かもしれません。以下の表で、各プランのクレジット数と料金を比較できます。
| プラン | 料金 | 主な特典・制限 | おすすめの用途・ユーザー |
| 無料 | $0 | 透かしあり、720p書き出し、ファイル上限500 MB、登録するとAIクレジット10付与 | たまに行う簡単な編集 |
| Pro 500 | 月額$12、または年額約$108 | 透かしなし、1080p・4K対応、ファイル上限100 GB、毎月500クレジット | 定期的に制作するクリエイター |
| 上位のProプラン | iOSアプリでは$39.99から | 毎月2,000〜50,000クレジット | AI生成を頻繁に使う方 |
Pro専用の無料トライアルはないため、支払い前に無料版で試すことになります。サブスクリプションは原則として返金不可で、使わなかったAIクレジットは請求サイクルごとに失効します。1つのProプランで、ウェブエディター、オンラインツール、iOSアプリを利用できます。
無料・有料のどちらでも商用利用は認められていますが、第三者の素材にはそれぞれのライセンス条件が適用されます。また、ClideoはAIで生成・加工した出力物の所有権を主張しないとしています。プランは自動更新され、アカウントを削除しても請求は止まりません。解約する場合は、更新の24時間前までに手続きしてください。
Clideoの使い心地
機能や料金だけでは、サービスの全体像はつかめません。日々の使いやすさも同じくらい大切です。「editor clideo」などで検索すると、インストール不要ですっきりとした画面にたどり着き、登録せずに試せます。ここからは、操作のわかりやすさ、アップロード速度、大きなファイルを扱う際の動作など、実際の使い心地に関するレビューを見ていきます。
好意的なレビュー
- 1つ前の手順に戻って、フェードインとフェードアウトのスイッチをいろいろな組み合わせで切り替えられます。途中で方向性を間違えても、出発点に戻って別の方法を試し、並べて比べることができるんです… — Vinod Bodhankar
- とても簡単で、最大600 dpiまで使えて、しかも無料。Clideo、本当にありがとう。普段はレビューに何かしら不満も書くのですが、今回は改善してほしい点が思いつきません。— Troy
否定的なレビュー
- 音声がしょっちゅう止まり、動画も遅れるので、簡単に同期させるのはほぼ無理です。ツールやエフェクトも少なめ。ページも頻繁に落ちます。もう少しお金を出してWeVideoを使うか、Clipchampを使ったほうがいいです。カスタマーサポートも、ないに等しいです。— jcr Jazz
- 音声クリップを2つつなげたかっただけなのに、順番が逆になってしまいました…。悪態をついて、削除して、最初からやり直し…。今度はアプリに順番を変えられないよう、1つずつ追加しました。ファイルを選ぶと、EXPORTと書かれた大きな青いボタンが出てきて…。— Knight Northwest
パート2:動画制作の目的に合わせて選ぶ、Clideoのおすすめ代替ツール
Clideoが特に役立つのは、すでに撮影素材があり、トリミング、サイズ変更、結合、仕上げを手早く済ませたい場合です。アイデアや台本から始めたいユーザーには、別のアプローチを採るMagicLight AIがあります。入力した内容から、シーン、映像、ナレーションを備えた完成形の動画を作成できます。
ClideoとMagicLight AIを比較
ClideoとMagicLight AIはどちらも AI動画を生成できますが、想定している制作の流れは異なります。動画の長さ、キャラクターの一貫性、音声の選択肢、編集の自由度、プランの制限を比べると、その違いがよくわかります。以下の表に、主な項目ごとの比較をまとめました。
| 項目 | Clideo | MagicLight AI |
| 主な用途 | 手早い編集とオンライン動画ツール | 台本からストーリー動画を生成 |
| AI動画生成 | プロンプトから短いクリップを生成し、クレジットで支払い | 最大50分の複数シーンからなる動画 |
| キャラクターの一貫性 | 個々のクリップに参照画像を使用 | 保存したキャラクターを複数のシーンやプロジェクトで使用 |
| 音声・字幕 | 500文字までの音声合成トラック、100以上の言語の字幕 | 37種類のAI音声、音声クローン、16種類の字幕スタイル |
| 無料プラン | 透かし付き720p書き出し、AIクレジット10 | クレジット数に制限あり、カード登録不要 |
| 最安の有料プラン(年払い時) | 月額$9 | 月額$7.50 |
| 商用利用 | 無料・有料どちらの書き出しでも可能 | 有料プランに含まれる |
| アプリ | ウェブ・iOS | ウェブ・iOS・Android |
MagicLight AIの紹介
こんな方におすすめ: 手元のクリップを手早く編集するよりも、AIでストーリー動画を丸ごと作りたいクリエイター。
撮影素材ではなくストーリーから制作を始めるなら、 MagicLight AI でテキストを起点に動画を作れます。 Story to Video 機能は、最大12,000文字の台本を、11言語に対応したナレーション付き動画に変換します。映像、字幕、BGMはシーンごとに生成されます。
これにより、Clideoでは依然として必要となる撮影、素材探し、タイムラインでの手作業を大幅に減らせます。子ども向けの物語、商品紹介、連載シリーズも、テキストだけで制作を始められます。生成前にアスペクト比と目標の長さを選べるので、同じアイデアを縦型のショート動画にもワイド画面の動画にもできます。最終段階では、公開用のカバー画像、サムネイル、ハッシュタグも用意されます。
主な機能
- AIによるストーリー企画: MagicLight Agentが大まかなアイデアを台本と絵コンテにまとめ、3段階の制作プランを提案します。

- ストーリーモデルの選択: 14種類のストーリーモデルから、 GPT-6 Astraなどを選び、動画生成前に構成、テンポ、シーンの演出を調整できます。

- キャラクタースタイルライブラリ: 4つのスタイルグループに52種類のキャラクターの外見が用意され、リアル、イラスト、カートゥーン、3Dアニメーションの表現に対応しています。

- 絵コンテのポーズ調整: Nano Storyboardでは、50種類以上のポーズに加え、表情、動き、カメラアングルの設定でシーンを細かく調整できます。

- AIリップシンク: 静止画のポートレートやカートゥーンのマスコットにセリフを話させられるのが、 Lip Syncです。セリフに合わせて口の動きが同期します。
ユーザーレビュー
好意的なレビュー
- MagicLightを数か月使ってみて、丁寧に運営されているプラットフォームだと感じています。画像や動画の生成はスムーズで、サポートの返信も早く、一人ひとりに向き合ってくれます。ユーザーとして放っておかれている感じがしません。— Spiderman batman Catwoman
- Magiclightは、私が初期に使ったAIプラットフォームの1つで、これまで試した多くのサービスの1つでもあります。正直、初心者でも経験者でも、ぜひ試してみてほしいです… — Mohamed Ali
まとめ
Clideoは、圧縮、トリミング、字幕の追加など、ブラウザで手早く編集したいときに便利な選択肢です。2026年に追加されたAIツールでは、短いクリップの生成もできます。無料版の書き出しは透かし付きの720pで、Proプランは返金不可のため、まずは無料で試すのがよいでしょう。AIでストーリー動画を丸ごと作るなら、MagicLight AIのほうが適しています。
よくある質問
1. Clideoは主に何に使うサービスですか?
Clideoは主に、圧縮、カット、結合、サイズ変更、字幕や音楽の追加など、ブラウザ上での手早い編集に使われます。マルチトラック対応のOnline Video Editorでは、クリップ、画像、テキスト、ストック素材を組み合わせて、SNS向けの短い動画も作れます。ソフトのインストールは必要ありません。
2. Clideoで無料のオンライン動画編集はできますか?
Clideoのすべてのツールは、アカウントの有無にかかわらず無料で使えます。ただし、書き出しには小さな透かしが入り、解像度は最大720pです。無料でアップロードできるファイルは1つあたり500 MBまでで、登録ユーザーは毎月10のAIクレジットと、14日間のプロジェクト保存を利用できます。
3. ClideoはAIによる動画作成に対応していますか?
Clideoは、限られた範囲でAI動画作成に対応しています。AI Media Generatorは、 Google Veoなどの外部モデルを使い、テキストプロンプトから短いクリップを生成します。生成のたびにクレジットを消費します。台本全体を、複数のシーンで構成される完成した動画に変換する機能は、公開されている情報では確認できません。
4. AI動画作成に使えるClideoの代替ツールは何ですか?
MagicLight AIは、アイデアや台本から複数のシーンで構成される動画を丸ごと生成できるため、有力な代替ツールです。短いクリップの生成にとどまらず、すべてのシーンで同じキャラクターを維持でき、ナレーションと字幕も組み込まれます。1080pで書き出せるので、作成したコンテンツを手軽に公開できます。


