Seedance 2.0は、テキスト、画像、動画、音声から、音声が同期した最長15秒のショットを生成します。プロンプトが曖昧だと、顔が変わってしまったり、カメラが不規則に動いたり、音声のタイミングが合わなかったりして、クレジットを無駄に消費してしまいます。テンプレートを使えば、要素の順番と参照ファイルの指定方法がどのアイデアでも共通になるため、手探りで調整する手間を大幅に減らせます。変更するのは、被写体、舞台設定、アップロードするファイルだけです。
パート1:Seedance 2.0プロンプトの書き方
優れたSeedance 2のプロンプトは、簡潔な制作指示書のようなものです。何が登場し、何が起き、完成した動画がどのように見え、聞こえるべきかを伝えます。次の6つの要素を押さえると、アイデアを明確で意図を反映しやすい動画プロンプトにまとめられます。
- 被写体を明確にする: 画面に登場する人物や物を説明します。服装、年齢層、外見、素材など、必要な特徴も含めましょう。
- 動作を具体的にする: 複数の動きを詰め込まず、「ガラスのカップにお茶を注ぐ」のように、各ショットで目に見える動作を1つ明確に指定します。
- 舞台を設定する: 場所、時間帯、天候を指定して、シーンの環境と照明の方向性を決めます。
- カメラの動きを指定する: 単に「映画のようなカメラワーク」と書くのではなく、ゆっくり近づくドリーイン、被写体の周囲を回るオービット、被写体を追うトラッキングショットなど、具体的な動きを選びます。
- 映像の質感を決める: 「35mmフィルムの粒子感、暖かみのあるタングステン光」のように、目指すスタイルと明確な光源を組み合わせます。
- 音声を設計する: 映像と同期した音声が必要なシーンでは、セリフ、効果音、環境音、音楽の雰囲気を説明します。
アップロードしたファイルは、アップロード順に応じて@Image1、@Video1、@Audio1などの@メンションで参照できます。わかりやすいSeedance 2.0プロンプトにするには、キャラクター、開始フレーム、映像スタイル、カメラの動きなど、参照ファイルごとに役割を1つ決めましょう。
安定した構成にするには、参照ファイルの指定を最初に置き、その後にシーン、動作、カメラの指示、映像スタイル、音声を続けます。10〜15秒の長めのクリップでは、0〜4秒、4〜9秒、9〜15秒のように時間で区切り、各区間に異なるショットを指定することもできます。
パート2:Seedance 2.0のプロンプト例10選と活用のコツ
毎回ゼロから考える代わりに、実績のある構成を応用できるSeedance 2.0プロンプトガイドを使うと、制作時間を短縮できます。[product]や[city]のように角括弧で囲まれた部分は、書き換える箇所を示しています。以下の10種類のプロンプトを参考に、被写体、シーン、動画のスタイルに合わせて構成を調整してみましょう。
1. テキストから映画のようなショットを生成する
テキストだけでSeedanceに指示する場合は、被写体、動作、カメラの動きをそれぞれ1つに絞り、1つのショットを詳しく描写すると効果的です。短いクリップでは、できるだけ主な動作を1つに絞りましょう。数秒の中に関係のない動作をいくつも詰め込むと、映像のわかりやすさや一貫性が損なわれることがあります。

テンプレート: A [weathered fisherman] [mends a net] on [a foggy harbor at dawn]. Slow dolly-in from a medium shot to a close-up of his hands. Soft golden side light, muted teal palette, 35mm film grain. Creaking boats and lapping water.
2. タイムスタンプで複数のショットを構成する
長めの動画を生成するときは、時間の流れを指定する必要があります。指定しないと、複数のアイデアが1つのまとまりのないショットに混ざってしまいます。スタイルと音声の指示を最後に置くと、すべての区間に適用できます。

テンプレート: 0-4s, wide shot of [a night market in Taipei], steam rising from food stalls. 4-9s, medium shot of [a young cook] flipping noodles in a flaming wok. 9-15s, close-up of the finished bowl as the camera pulls back. Warm neon light, handheld documentary feel, sizzling pans and crowd chatter.
3. 画像を開始フレームにして動画を生成する
Seedance 2.0で画像から動画を作るプロンプトの基本は、動きを説明することです。見た目はすでに画像で決まっているため、写っている服装や色を改めて説明すると、元のフレームからかけ離れた結果になることがあります。

テンプレート: @Image1 as the first frame. The [cartoon fox] looks up from its book and waves as [autumn leaves drift past the window]. Gentle push-in, warm lamp light matching the image. Soft pages turn and wind outside.
4. 開始フレームと終了フレームをつなぐ
2枚のキーフレームを指定すると、 Seedance 2.0 がその間の変化を設計できます。何かが姿を現す演出やタイムラプスに適しています。両方のフレームでカメラアングルをそろえると、途中の動きが不自然にゆがむのを防げます。

テンプレート: @Image1 as the first frame and @Image2 as the last frame. A [bare sapling] grows into [a blossoming cherry tree] as winter turns to spring. Locked-off wide shot, time-lapse pacing, soft daylight. Rising birdsong and a light breeze.
5. 参照画像でキャラクターの一貫性を保つ
顔や衣装など、参照画像ごとに1つの特徴を担当させると、繰り返し登場するキャラクターの見た目を保ちやすくなります。実在する人物の写真はブロックされることが多いため、イラストやAIで生成したキャラクターのほうが安定して使えます。

テンプレート: @Image1 is [the heroine’s face and hairstyle], and @Image2 is [her red rain jacket]. She crosses [a rainy Tokyo intersection], checks her phone, and looks up at the camera. Shoulder-height tracking shot, neon reflections. Traffic hum and rain on umbrellas.
6. 参照動画からカメラの動きを取り入れる
Seedanceのプロンプトでは、複雑なカメラの動きを言葉で説明する代わりに、短いクリップから取り入れることができます。「camera movement only」と指定すると、参照クリップの人物や物が生成結果に入り込むのを防げます。

テンプレート: Reference @Video1 for camera movement and pacing only. The subject is @Image1, [a red vintage sports car] on [a coastal cliff road]. Match the orbit speed of @Video1 and keep the car’s shape and color from @Image1. Engine rumble and ocean wind.
7. リップシンク付きのセリフを生成する
音声と口の動きは映像と同時に生成されるため、セリフはプロンプト内に直接書きます。各セリフを引用符で囲み、話者を明記すると、2人のキャラクターが同じ画面にいる場合でも、声の取り違えを防げます。

テンプレート: The [barista in a green apron] leans on the counter, smiles, and says, “Morning! First coffee is on the house today.” Medium close-up, shallow depth of field, warm café light. Espresso machine hiss and soft jazz.
8. 音源に合わせたミュージッククリップを作る
アップロードした音源を使うと、ビートに合わせてカットを切り替えたり動きをつけたりして、編集のリズムを決められます。参照音声は合計15秒までなので、盛り上がるタイミングがはっきりした短いフック部分が適しています。

テンプレート: Use @Audio1 as the soundtrack and cut on its beats. A [dancer in white] moves through [an empty parking garage], with a new angle on every downbeat. Flashing light, high contrast, handheld energy, and a slow-motion hold on the final beat.
9. 複数のアングルで商品広告を作る
商品の各面に別々の参照画像を用意すると、クリップ全体を通してロゴ、形状、素材を正確に保ちやすくなります。「keep the logo and shape unchanged」のような一文を加えると、広告で重要な見た目をさらに守りやすくなります。

テンプレート: @Image1 is the front of [the wireless headphones], and @Image2 shows [the side and logo]. The product rotates slowly on [a reflective black surface] as a light sweep crosses it. Macro orbit, studio lighting, dark gradient background. A soft whoosh on each light pass.
10. 既存のクリップを延長する
編集を目的としたSeedance 2のプロンプトでは、既存の映像を出発点に、変更する部分だけを説明します。追加する秒数と、変えずに保つ要素を明記すると、新しく生成する映像を元の映像になじませやすくなります。

テンプレート: Extend @Video1 by [5] seconds. The camera continues its slow rise as [the hiker reaches the summit and raises both arms]. Keep lighting, color, and the hiker’s appearance identical to @Video1. Wind gusts and a distant eagle call.
パート3:Seedance 2.0プロンプトの質を高める方法
ちょっとした言葉の違いで、最初の生成で使える映像になるか、何度もやり直すことになるかが変わります。Seedance 2のプロンプトガイドで紹介されるアドバイスの多くは、共通の基本原則に基づいています。プロンプトをより明確にし、モデルが指示を理解しやすくするために、次の5つを実践してみましょう。
- 主な動作から書き始める: 最初の文に被写体と主な動作を入れ、シーンの中心となる内容がすぐに伝わるようにします。
- 参照ファイルごとに役割を決める: アップロードする各ファイルに、キャラクターの参照、開始フレーム、スタイル、カメラの動きなど、具体的な役割を1つ割り当てます。
- 動画の長さに合ったシーンにする: 5秒のクリップでは動作を1つに絞ります。長めのクリップでは、時間を明確に指定した複数のショットを使えます。
- 見た目を具体的に描写する: 「美しい」「壮大な」といった曖昧な言葉を、照明、質感、動き、雰囲気の具体的な描写に置き換えます。
- 一度に1つずつ調整する: 生成するたびに変更する要素を1つに絞ると、どの調整が動画の改善につながったのかを判断できます。
プロジェクトが15秒のクリップ1本に収まらなくなると、ショットごとに新しいプロンプトを書くのは時間がかかります。 MagicLight AI では、 Seedance 2.0 を生成エンジンとして選べる機能として、 Image to Videoが用意されています。画像をドラッグして追加し、動きを指示する短いプロンプトを入力して、エンジンをSeedance 2.0に切り替えれば始められます。

Seedance 2.0をエンジンに設定すると、 Story to Video が内蔵のSeedance 2.0プロンプト生成機能として働き、脚本を一貫したシーンの演出指示に変換します。シーンをまたいでもキャラクターの一貫性が保たれ、ナレーションと字幕も付くので、最初のテストは無料クレジットで試せます。
まとめ
効果的なSeedance 2.0プロンプトには、被写体、1つの動作、シーン、1つのカメラの動き、スタイル、音声を明記します。アップロードするファイルにはそれぞれ明確な役割を与え、長めのクリップはタイムスタンプで整理します。クリップ1本より長いプロジェクトでは、MagicLight AIがSeedance 2.0と、脚本に沿ったシーン、 一貫性のあるキャラクター、ナレーションを組み合わせます。
よくある質問
1. Seedance 2.0で効果的なプロンプトを書くには?
被写体と1つの動作から書き始め、シーン、1つのカメラの動き、スタイル、必要な音声を加えます。アップロードした各ファイルには、開始フレームやカメラの参照など、用途を明記しましょう。BytePlusは、ModelArkを使う開発者向けに、Seedance 2.0の公式プロンプトガイドも公開しています。
2. Seedance 2.0では画像・動画・音声を参照できますか?
Seedance 2.0では、1回の生成につき動画クリップを最大3本、音声ファイルを最大3個、画像を最大9枚、合計で最大12ファイルまで使用できます。参照用の動画と音声は、それぞれ合計15秒まで対応しており、プロンプト内では@Image1や@Audio1のような名前で指定します。
3. Seedance 2.0のプロンプトはどのくらいの長さが適切ですか?
理想的な長さが決まっているわけではありません。同じ情報を繰り返さず、被写体、動作、舞台設定、カメラ、スタイル、制約を定義できるだけの詳しさを持たせましょう。複数のショットで構成する長めの動画では、タイムスタンプや時系列に沿った指示を使って各シーンを整理できます。


